下地作り後ルアーの表面がどうしても滑らかにならないがどうしたらいい?

これはかなりの凹凸がルアー表面にでき、
やすりがけをしても滑らかにならないが
どうすればいいのか、という質問。

この原因は
下地作り前のルアー表面 のやすりがけが足りないか、
コーティング剤にドブ浸けしている時間が長すぎるか、
コーティング剤が固化し始めているかまたは
気泡を多く含んでいる場合が考えられる。

コーティング剤の固化現象は
セルロースセメントであれば、
ラッカー薄め液かシンナーを加えることで解決できる場合がある。

ウレタン製コーティング剤を使用している場合はお手上げである。
使い始める前に予め
ウレタン専用うすめ液かラッカーシンナーでうすめておくといい。
そして少し粘性が高くなってきたと感じたら、
また少しうすめるのだ。
しかし最終的には新しくコーティング液を用意したほうがよい。
特にウレタンは
最後まで使い切ることは無理だと思ったほうがいい。

また液中に気泡を多く含んでいる場合は
しばらく時間を置き、気泡がなくなるのを待ってから使う。

表面が凹凸になってしまったルアーの補修方法だが、
まず紙ヤスリでなるべく滑らかにする。
これで凸部はなくなると思うが凹部は残る。

わかりにくい場合、
白やシルバーなどの明るい色を
ルアー全体にまんべんなく薄く塗り、
乾いてから紙ヤスリで削ると、
凹部に塗料が残るのでわかりやすいだ。
この凹部にコーティング剤をつけて乾燥、
そしてやすりがけという操作を繰り返し行い、
へこみを埋める。
滑らかになったらコーティングを一度行う。

ルアーのセンターのヒートンの位置を失敗したため微修正したい

水にルアーを浮かべた時にわずかに傾いている場合がある。

この原因として、
センターのヒートンの取付け位置が悪い場合がある。

この場合センターヒートンを取り外し、
爪楊枝を短く切ったものに接着剤を塗り、
穴に差し込む。
そして爪楊枝の部分をヤスリで慎重に平らにする。

そして改めて穴のあける位置を決め、
穴を開ける。
爪楊枝の部分に接着剤を浸け
乾燥し防水処理をする。

そしてヒートンを差し込む。
爪楊枝が見えるのが気になるのなら
カップワッシャーをヒートンに通して取付け、見えなくするといい。

作ったルアーがうまく浮かない、泳がない、なにか対処法は?

残念だが、これにはいい対処法は今のところない。
原因を考え、新しく作りなおした方がいい。
ルアー作りは試行錯誤の連続であり、
これを繰り返して自分の満足ゆくルアーを作るのも一つの楽しみだ。

ルアーのバランスが悪いことが原因なので、
それがルアーの形によるものなのか、
オモリの重さや位置によるものなのか
それとも、ヒートンの付け方か
フックの大きさがルアーに適していないのか

のいずれかが影響している。

また、単にルアーが自分のイメージしていた動きをしないのであれば、
改造してみるのも手だ。
僕はよく、ペンシルベイトの頭部と後部を逆にして、
プロペラをつけてシングルスイッシャーにしている。

サスペンドミノーはどのように作るの?

メンバーによるアドバイス。

サスペンドミノーを作るのは
かなり難しいと思う。
バルサの場合は比重のばらつきが意外と大きいので、
バルサを選んで使わないと
スローフローティング設定で作ったはずなのに
シンキングに…と言ったこともよくある。

一番やりやすいのは
やはり後からウェイトを入れて
調整するやり方。

私がやるとしたら
ハンクル方式でテイルから入れるか、
リップの取り付け前に
リップを入れる穴からウェイトを入れるかの2通り。

その後の微調整は
スプリットリングの大きさや
フックサイズを変えて調整だ。
完全なサスペンドルアーは
フィールドの環境によっても変わってくるので作れないが…。