旋盤機を買おうと思うが、どこのがいいのか?

以下は僕やメンバーからのアドバイスだ。

マタギとプロクソンとレクソン

マタギの通販で旋盤を買った。
予約制で時期が悪いと待たされるが、性能は良い。

回転旋盤(スピンドラー)って結構少ないのである。
ルーター等を作っているプロクソン(PROXON)の旋盤は
パワーが無いので、回転数をあげてゆっくり時間をかけて削る。

旋盤を使うようになってからは
面白い形が作れなくなった。
指は切らなくなったのだけれど。

ノミは結構ごついのを使っている。
マタギのオリジナル専用ノミっていうのも買ったのだが、
変な形をしていて使いにくい。
最初ミニウッドレース(プロクソンのもの)を使っていた。

ミニウッドレースは高回転型の旋盤だから
回転数上げないと削りにくいことは確かだ。
でもモーターに負荷かけるより
刃物をこまめに研いだほうが長持ちする。

それと材料は選ぶ必要がある。
ラミン材は固いので
半分くらい削ったら研ぐとかしないとだめ。
桂は一個削ったら研ぐ。
径が3cm位の桂丸棒だったら
ミニウッドレースでそこそこいける。

でもそれ以上の太い原木(私の場合は桐材)を
丸棒にしようとするとダメである。
高回転型なんだがトルクが無くて・・・
それでREXON(台湾製)の
型番WL-6Nの旋盤(かなりごつく長さ1mぐらい)を購入した。

低速トルクがあるので
1500~1700回転くらいで
何時も削っている。
やはり旋盤はトルクがないと使いづらいからだ。

ホームセンターで売っていたが
私が買ったときは大安売りのさらに大安売りの時で幸運だった。
いくらで買ったか忘れたが、定価はかなり高かったと思う。
5万円くらい(49000円みたいだ)だったかもしれない?
トルクがあり力持ち!
木材ならどんなんでも平気!?だと思う。
使いやすいと思う。

欠点はデカイし
音が機械工作機って感じの音だ。
ミニウッドレースは初心者の方におすすめ。
小さいし台を自分で付けて固定すればバッチリだ。

やはり固い材木は無理がある。
ノミ次第だがラミン材(丸棒)が限度と考えていた。
買うんであれば1万円を切ったのを狙うといいかも。

最初からガンガンやってみようという方は
やはりそれなりの物を買われた方が良いと思う。
私も色々探したんだが
結局マタギのとREXONの2つしか分からなくて
REXONの奴が安くなっていたので衝動買いしてしまった。

木材の固定方法で
何を買うか迷われる事があると思うが、
私が今使っているのは簡単だ。
モーター側の木材に×印をノコギリで入れるだけ。
そいつを旋盤に固定しながら
反対側の方のつまみで締め付ける。
グリグリって感じで。
本当に簡単である。

そうそう旋盤を買われるときの注意を書いとこう。

木材の取り付け方法は
出来るだけ簡単でしかも確実に出来るもの。
これが出来ないと
やってる最中にはずれて飛ぶのだ。
特に高回転型の旋盤ははずれると始末が悪い。

一度ミニウッドレースでやってるとき
はずれて顔に当たってしまった。
だから出来るだけ低回転でもOKなもの。
それと木材を固定する時、
モーター側と反対の可動式固定の部分がしっかりした奴。

こいつもしっかりしていないと
振動で外れやすくなる。

最後に削る道具だが付いてくるノミではお話にならない。
刃物は大工さんが使うノミがいいと思う(高いけど)。
刃の厚いもの。

私はこれでやっているがかなりいける。

幅は広いのと狭いのの2種類あれば
どっからでもかかってらっしゃい、じゃないかな。
それと砥石は必需品だ。
ミニウッドレースについてだが
アタッチメントの関係で、
最大30mmの丸棒で最大全長160mmまで加工可能。
ルアー作りにはちょうどのサイズ。

回転数が450-5400rpm(カタログ値)で結構回るよ。
低回転にしてのペーパー仕上げが楽だった。

なにかに本体を固定しないと作業しづらいね、
それと付属のノミ(彫刻刀)でも削れるが5分も使うと砥ぐ必要がある。
付属のノミでガンバってみたが、
30mmのカツラ丸棒を削ったがきれいに同心円の物ができる。

まだデザインが思い浮かばないので
ザラゴッサ風に削ってみた。
長さ110mm太さ28mmであの形、
仕上がって行く様子は楽しいね (^_^)

ただ、トルクが弱いのでノミに力を加えすぎると
回転が止まりそうに・・・
ゆっくり少しずつ削っていけば問題ない。

ザラゴッサ風で、
ペーパーがけまでが30分ぐらいかかった。
結局は、ホビーの枠を超えないかぎり
じゅうぶん使えると思う。
それ以上となるとやっぱりマタギだろうか。

ちなみに僕は
ミニウッドレースを3回も壊した。
早く加工しようとしたため
モーターに負荷がかかり
基盤が焼けたのが原因だ。

Mr.マイスター H&Ha

そこで、東急ハンズ新宿店で
Mr.マイスター社の旋盤機。
定価が27000円ぐらいというものを見つけた。

これは高速と低速の2つの回転数が選べ、
作りは小さいのにしっかりしていた。

そして新たにみつけて
衝動買いし現在使用しているのが次の製品だ。

商品名:H&H小型木工旋盤機HWL-611
製産はおそらく海外アジア
旋盤機HWL
定価:不明だが15800円(税別)+送料1200円で購入。

ベルトが劣化して切れることがあるので
スペアを購入しておくことをおすすめする。

コーナンなどのホームセンターに頼んで取り寄せとなるが、
2009年12月現在残りは2つで再生産の見通しはないとのこと。
仕様:電源100v50/60Hz消費電力180W
回転数1000-3000無段変速<-これがどのくらいのパワーがあるか使い勝手がいいかの目安になる。

ちなみにマタギの旋盤は200w,6200rpmだ。
本体重量1.7kg <-重いってことも結構重要だ。
削っている時に機械がぐらぐらしては困るから。

最大加工寸法長さ3300mm,直径150mm <-つまりこたつの脚から木のおわんまで作れる。
定格使用時間30分 <-電気モーターのため。時間になったら冷えるまで電源を切っておく。

付属品:旋盤用ノミ(彫刻刀とは違う)が3つ。他にいろいろ。自分で用意するのはヤスリと掃除機と砥石ぐらい
音:掃除機より少し静かなみ。旋盤としては普通。電気ドリル式よりは全然静か。
酷評:ゴムベルトが少しちゃちく断面は三角。
使用4日めにしてベルトに亀裂が入り、そのうち切れた。

購入したホームセンターからスペアを送ってもらった。
各部固定部の固定用ノブでは
固定が甘いので
ネジ部を直接ペンチで絞めて使用。

結論:値段、スペックを考えれば、今のところルアー用としてはベスト。
マタギあやうしかも。
関西では入手困難だが電話で品物を送ってもらい、銀行振り込みすることもOKだ。

藤原産業


2000年にメンバーが購入した旋盤機は
ルアーを作ることだけを考えたらお勧め。
ベルトも通販で売っている。

藤原産業のROKURO-Mini YH-100という型のもの。
直径80mm、長さ 200mmまで削れる。
電源は100V,100W。

回転数は1400-2700rpm。重さ4.7kgだ。

大きさも丁度よく、しっかりした机の上に置いて作業もできる。

他にも、つぎのような商品もある。

良い処遊作

無段変速木工旋盤 home0401
商品番号 WT-100
当店通常価格 19,800円 (税込)が価格16,800円 (税込) 送料込