親指サイズ(幅5mm高さ14mm長さ33mm)のミニルアーの作り方を紹介しています。
ここではとても簡単な作り方を紹介しているが、
これができれば、
ミノールアー、バイブレーションルアーなどを作るのにも応用できる。
このミニルアー、
ブルブルとお尻をふりながら泳ぐので、フルッチという名前をつけた。
ブラックバスの子供やブルーギル以外にも、
トラウト釣りにも使える。
材料と工具については
材料のコーナーと工具のコーナーで
詳しく書いているので参考に。
作り方
目次
-
型紙の作成
紙にルアーの絵を書き、
そこにオモリの位置、
アイの位置を描く。そしてルアーの形に紙を切り抜く。
オモリの位置も円く切り抜く。このときのコツだが、
アイとオモリの位置のバランスは
図のように2等辺三角形になるようにする。
(上の白い円がライン用のアイ、
右の白い円がフック用のアイ、
左がオモリの位置)オモリの大きさによって
このバランスは多少変わるが、
今回は図ぐらいのバランスにする。 -
木を切る
始める前に必ず注意のコーナーは読むこと。
同じ厚さの2枚の木の板に
型紙とボールペンで
ルアーの形、オモリの位置を書き、
カッターでルアーの形に切る。
そして紙ヤスリで形を整える。 -
ワイヤーでアイを作る
ペンチ、精密ドライバーで
ワイヤーをアイの形にする。アイの円い部分は、
ワイヤーを精密ドライバーに
ペンチで巻き付けるようにして作る。詳しくはミノーの作り方を参考に。
-
穴を彫る
彫刻刀などをつかって
オモリの埋める穴をあける。
左右対称の穴を彫る。 -
くっつける
図のようにオモリとワイヤーを
左右の木ではさんで
瞬間接着剤でくっつける。 -
ルアーの形にする
カッターと紙ヤスリでルアーの形にする。
図の形になるように
注意しながら慎重に削ること。
上や正面から見たときに
左右対称の形になっているだろうか? -
コーティングする
コーティング剤にドブ浸けし、
5時間以上乾燥する。
これを3回以上繰り返す。
もっと簡単な方法はペンシルベイトの作り方を参照に。 -
塗装する
塗料や油性マジックなどできれいに色を付ける。
最後に目を書いて完成だ。
もっと本格的な方法は
塗装のコーナーで紹介している。 -
テストする
小さなルアーだから、浴槽で泳がし
スイミングテストすることができる。ルアーにダブルフックとラインをつけ、テストする。
頭が斜め下を向いて浮き(もしくは沈み)、
ラインを引っ張るとお尻を振りながら泳げば成功だ。
今回使ったもの
-
材料
- オモリ(直径約6mm)、
- ワイヤー(太さ0.8mm以上のもので、針金やクリップで錆びない材質の物でも代用できる)
- 小さい木の板(バルサで厚さ5mm以下縦15mm横35mm以上のものがベスト)
- 市販品で一番小さいダブルフック
- ルアーを乾燥させる台(乾燥台)
-
工具
- 紙、ボールペン、カッター
- 紙ヤスリ、精密ドライバー(アイを作るため)
- ペンチ、彫刻刀(オモリの穴を彫るため)
- 瞬間接着剤、コーティング剤
- 塗料(油性マジックでも可)
*これらは代用できる物があれば全部を揃える必要はない。