このコーナーではポッパーの作り方を紹介しています
作り方はヒートンを使う場合はペンシルベイトの作り方と同じ、
シャフトを使う場合はミノーの作り方と同じです。
ここではポッパーの作り方として特徴的な工程だけを詳しく説明しています。
作り方
目次
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ルアーのデザイン
作りたいルアーのイメージを紙に書く
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準備
材料・工具の用意
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切断
ルアーの長さより少しだけ長く、木材を切断する。
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角材は丸棒にする
木を削り始める前に、 必ず注意のコーナーを読んでほしい。
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削ってルアーの形にする
この時点ではまだクチの部分は削らない。
ペンシルベイトの形に加工する。 -
表面の凹凸をなくし滑らかにする
図のような形に、紙ヤスリで表面をある程度滑らかにする。
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クチを作る(その1)
ナイフまたはノコギリを使って、クチになる部分を削る。
そして紙ヤスリで丸みをつける。カップ状にしたいときは、リューターを使うのがベストだが、
なければ親指や棒の先で紙ヤスリを、クチの部分に押しつけて回し、へこみを作る。彫刻刀を使うと、木がボロボロになるので使わないこと。
クチを作る(その2)
ヒートンではなくシャフト(針金)を使う場合、
ミノーの作り方を参考にしてペンシルベイトの形に加工し、クチの部分に削る。カップ状にするときは、
両面テープを剥がしてボディを2つにし、図のように紙ヤスリでへこみを作る。
あまり削りすぎないよう、注意が必要だ。
この後の行程は14以外はミノーの作り方で行う。 - 穴をふさぐ
- ふさいだ部分をととのえる
- 頭部と後部のヒートン用の穴を開ける
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下地をつくる(コーティング)、本塗り
コーティング剤へドブ漬けをする場合には注意する点がある。
頭を下にして乾燥するとき、クチの周りに液がたまる。
液はティッシュをこより状にしたもので吸い取る。また頭を上にして乾燥する場合、クチの中に液が溜まる。
クチに液が溜まったままで乾燥させると、
クチの中が膜が張ったような状態で固まってしまう。そこでまず頭を下向きにドブ漬けして、
ボディを横に倒しながら、クチの中の液を流し出しそのまま頭を上にする。
この作業は、後部のヒートンは指でもち、頭を上にする際ペンチで前部のヒートンをもつといい。 - 目を入れる穴をあける
- 目をつける
- 腹部のヒートン用の穴をあける
- ヒートンにフックをつける
- ヒートンをつける
- 防水処理
- 最後にヒートンの付け根に瞬間接着剤をつけ、ルアーに水がしみこまないように防水処理をおこなう。
これで完成!!
今回使ったもの
- 木材(スギまたはラミン材の丸棒か角材)
- フック2個(ダブルフックまたはトリプルフック)
- ヒートン3個(短いもの。リグを使う場合はヒートンは1個か2個)
- カップワッシャー3個(これもリグを使う場合は1個か2個)
- 目2個(ルアーの目となるものなら可。ペイントアイにするのなら不要)
- 塗料(下塗り用と本塗り用、缶スプレーでもいい)、廃液瓶
- 塗料うすめ液(ラッカーうすめ液またはシンナー)
- ノコギリ(刃がこまかいもの)、リューターまたは彫刻刀、切り出しナイフ、カッター
- 紙ヤスリ(100番台、200番台、800番台)、瞬間接着剤と2液型接着剤
- ハケや平筆
- エアーブラシまたは缶スプレー(塗装の方法により必要)
- 防毒マスク(塗料やうすめ液などの有機溶剤を多く使う場合必要)
- 乾燥台(自作)